マイナス金利
日銀がマイナス金利導入を決めました。
マイナス金利が導入されると、銀行は日銀に預けている資金をどうにか運用しなければなりません。
なぜなら預けているだけで利息を取られてしまうからです。
ですので、預けている資金を使って、融資や投資を積極的にしていかなければ、どんどん利息を取られて、目減りしていくのです。
預けているだけで、利息を取られるなんて非常に嫌な状況です。
私たちの利用する定期預金や普通預金もそんなことになったらどうしますか?
とりあえず、たんす預金でしょうか?(笑)
マイナス金利を導入する理由は、銀行に民間にどんどん融資をさせて、経済を活発にさせようということです。
が、今の世の中にそれほどいい融資先がないので、銀行はとりあえず国債を買っています。
そうなると、国債の金利は下がり、利回りはどんどん下がっていきます。
日銀は物価上昇のために国債を買い戻していますが、その買い戻す国債すらもなくなってしまうかもしれません。
銀行にとっては、国債のほうがまだ金利があるんですから、国債を売ってまでマイナス金利の口座に資金を移すようなことはしたくないですよね。
基本的には、マイナス金利の直接的な関係個所は、中央銀行と民間銀行の間です。
しかし、これからは民間銀行は儲け先を積極的に探さないといけません。
ほっとくとマイナスになるんですから。
そうなると、預金口座の金利なんて、高くしていられないですよね・・・。
ということで、私たちにも影響してくるのです。
定期預金が大好きな私にも・・・。
預金金利は下がる一方
そう、これからは預金金利には全く期待できません。
金利0.5%の定期預金なんて夢物語になるかもしれません・・・。
ハイブリッド預金も
金利を下げることが大好きな住信SBIネット銀行も素早い対応で、さっそく金利を下げております!
円普通預金、SBIハイブリッド預金の金利改定のお知らせ
2016年2月8日(月)より、下記の通り円普通預金、SBIハイブリッド預金の金利を改定いたしました。
【円普通預金 金利】
個人のお客さま
金利の改定はいたしません
(年 0.020%(税引後 年 0.015%)据え置き)
法人のお客さま
改定前 年0.020%(税引後 年0.016%) → 改定後 年 0.010% (税引後 年 0.008%)
【SBIハイブリッド預金 金利】
個人のお客さま
改定前 年0.050%(税引後 年0.039%) → 改定後 年 0.030% (税引後 年 0.023%)
法人のお客さま
改定前 年0.030%(税引後 年0.025%) → 改定後 年 0.020% (税引後 年 0.016%)
前回の金利改定が1月11日ですから、1か月もたず・・・。
2015年7月6日に・・・0.07%
2015年10月5日に・・・0.06%
2016年1月11日に・・・0.05%
2016年2月8日に・・・0.03%
どんどん感覚が狭くなってきて、今回のこの金利まで落ちました・・・。
円普通預金の金利はさすがに変更なしです。
問題はハイブリッド預金の口座で、これが前回の0.05%から0.03%まで下げられました。
もはや、普通預金と変わりません。
これなら、優遇金利を設ける意味もないかもしれません。
金利0%へ
ソニー銀行が普通預金の金利を0.001%まで下げたことがニュースになりましたね。
さすがにSBI銀行の普通預金は0.02%ありますが、その20分の1です・・・。
もはや金利0に等しい感じです。
メガバンクも軒並み金利を下げていますから、これからほかの銀行もどんどん金利を下げてくるでしょうね。
定期預金も金利を急遽0.05下げて募集していたり、影響は大きいです。
嫌な時代です。
今のところ、楽天銀行のマネーブリッジ利用時の金利0.1%やイオン銀行のイオンカードセレクト利用時の0.12%の金利は変わっていませんが、どうなるでしょうか・・・。
下がってしまったところで、もう他に選択肢もないのですが。