ジュニアNISA
ジュニアNISAが来年から始まります。
口座開設は2016年1月から始まり、投資開始は4月からです。
私自身、NISA口座を開設していますが、それほど活用していません。
理由としては、
・株の取引を普段からそれほどしていないこと。
・株取引は、株主優待がメインで長期保有するつもりであること。
・投資信託が好きじゃないこと。
が、あげられます。
デメリットが怖い
NISA口座では、非課税ということがメリットですが、もし損が出た場合、他の口座と損益通算ができないということがデメリットです。
また、100万円投資して、損がでて、80万円まで目減りしてしまい、そのままNISAが満了されると、20万円の損が出ている状態になりますよね。
そして、そのまま保有して100万円まで回復して利益確定した場合、20万円分の利益が出たことになり、税金が発生します・・・。
実際、資金が原資回復しただけですが、税率20%の4万円分の税金がとられ、結局96万円になってしまいます。
サラリーマンの場合は年間20万円の利益までは非課税ですから、税金がとられない場合もあると思いますが、仕組み的にはそういうことになります。
ですので、NISA口座で取引をする場合は、確実に利益を出して満了させなければなりません・・・。
私にはこれができる自身がありません・・・(笑)
怖くて、活用できないという臆病者です・・・。
ジュニアNISAのポイント
ジュニアNISAも基本的には同じ仕組みなので、上記のことが言えます。
ジュニアNISA-金融庁http://www.fsa.go.jp/policy/nisa/05.pdf
・子どもの将来に向けた資産運用のための制度(親権者等が資産運用を行える)
・日本に住む0~19歳の未成年者が口座開設できる
・投資上限額は、毎年80万円まで(5年間で最大400万円)
・非課税期間はNISAと同じ、投資した年から5年間
・投資額からの収益(売却益・配当等)は非課税
・20歳以降は自動手にNISA口座が開設される
などなど通常のNISAとさほど変わりません。
一つネックになるのが、18歳まで原則として払い戻しができないということですね。
これは、なかなかハードルが高いと思います。
本当に余裕資金で運用しないと、必要な時に引き出せないのは厳しいです。
株や投資信託で運用するわけですから、もちろんリスクもあり資金が減る可能性もあります。
その時に、NISAはやめて他で運用しようという時にもう引き出せないのです。
やはり、失敗はできませんね・・・。
失敗を取り戻すのに、5年間は短いです。
そのあと、通常のNISAに移行できますが、おそらくこどもが18歳やそこら辺になった時に資金は必要になると思います。
大学資金などですね。
せっかく運用して、18歳になるまで資金拘束されたのに、減って返ってきては元も子もないですね。
こども用の教育資金を運用しようと考えた場合、絶対必要なお金になってくるので、減らすわけにはいきません。
ですので、慎重に考える必要があります。
ジュニアNISAは危険?
さぁジュニアNISAはどれほど需要があるのでしょうか?
おそらく、資金が豊富で投資経験も豊富な中級者以上の方には、利点があるでしょう。
そういう人たちは、教育資金のために始めようというつもりはあまりないと思います。
自分のNISA枠を増やしたい、非課税の投資枠を増やしたいという方が多いのではないでしょうか?
私を含め、投資初心者が安易に始めるには危険だと思います・・・。